BMW MINI メーカーオプションのLED内蔵インテリアサーフェス後付装着!

以前の記事https://kenchangarage.com/post-282/にて

MINI F56にシークレットボックス)を装着しました。

サングラスなど小物類を収納するに重宝する一方で
最近の車は光るインテリアパネル(照明)が装備されてある車両が増えまして…

ミニも現行モデルでは一部のグレードではあるものの標準で助手席側インテリアサーフェスにアンビエントライトが標準装備されるようになりました。

先日たまたま現行型に乗る機会がありまして夜間に綺麗に発光するアンビエントライトの良さを知ってしまい正直羨ましいなとww

そこでLCIが販売されていた際メーカーオプションだった
「MINI YOURS インテリア・スタイル・ピアノブラック・イルミネーテッド」を後付で装着する事にしました。

MINI YOURS インテリア・スタイル・ピアノブラック・イルミネーテッド

2018年3月生産以降の「LCI」になって以降メーカーオプションで選択が可能になったインテリアパネルになります。

参考までにJCWのカタログには当時44.000円で選択が可能だったようです。

ちなみにアクセサリーカタログに記載はありませんでした。
しかしながら、単品でそれぞれ部品設定がありまして非装備車両でも今回のように条件次第では後付装着が可能です。

用意した部品詳細

運転席側
装飾カバー
部品番号:5145 6819 875

助手席側
化粧カバー(照明付き)
部品番号:5145 6819 877


※右ハンドル用
運転席側には発光ユニットは御座いません。

適合車種

2018年3月生産以降の

BMW MINI
・3ドア F56
・5ドア F55
・コンバーチブル F57

※メーカーオプションのエキサイトメントパッケージ装着車のみ!

2019年の途中から上級モデルは標準で装備されるようになりました。


LCI2はインテリアサーフェスやエアコン吹き出し口周辺のデザインが変更されていますので互換性はありません。

2018年3月生産以前のエキサイトメントパッケージ装着車は未確認

※恐らく装着自体は可能ですが…
ハーネスが引かれていない場合は1から引き直さなければならないのと接続の際専用コネクターが別途必要。

交換作業

1.パネル類取り外し


ディスプレイリング、エアコン吹き出し口(中央部)、液晶パネル、元々装着されているインテリアサーフェスをそれぞれ外します。


必要な道具
・内張りはがし
・T20のソケットもしくはドライバー
・マイナスドライバー
・クリップリムーバー
・マスキングテープ(養生用)

中央部のエアコン吹き出し口を脱着する際は
金属のクリップが外れやすい為注意しましょう。

落下する場所が悪いとエアコン操作パネルの裏側に落下し救出に時間を費やしてしまいますww

2.運転席パネル取り外し

運転席パネルを楽に外す為にメーターパネルを手前に移動します。

メーターは左右それぞれ1か所ずつ根元にT20のボルトで固定されています。

ボルトを取り外したらメーターを丸ごとハンドル側に引いて下さい。
コネクター類はそのままで手前に少し引くだけで十分なスペースが確保できます。

運転席側のパネルは交換するだけですので入れ替えたら作業終了


3.助手席側パネル取付

助手席側の取付作業になります。

ダッシュボードキャリアのフレーム周辺を覗くと

裏側に空きコネクターがマスキングテープで束ねられています。

テープを切ってハーネスを引っ張り出すと3つのコネクターが顔を出します。

それらを用意したインテリアサーフェス裏にそれぞれ差し込んでパネル類を戻します。


但しこれだけでは点灯しませんww

4.追加作業 配線処理

ご丁寧にハーネスまで引き込まれているのでポン付で装着可能だと思っていましたが…

グローブボックス下に肝心な入力側がフリーになっていました。


配線図を確認した所
生産ラインで装着されている車両はアンビエントライト用の電源線が別にあるようでフリーになっているコネクターと接続されているようです。

年式やロットによっては存在するのかもしれませんが私の車両にはいくら探しても見つける事が出来ませんでした。

参考までに配線図を用いて説明をします。

青で囲ってある3箇所が用意した助手席のパネルに接続したコネクター。
赤で囲ってある箇所が上の画像でフリーになっている赤丸部分です。

アンビエントライト用電源の確保

フリーになっているコネクターに電源を繋ぐ必要が御座います。
グランド線(アース)に関しては既に取れているのでこちらに関しては不要。


繋ぐ箇所はアンビエントライトで連動する各照明の配線

例:フットライト、ドア内側アンビエントライト、センターパネル、ディスプレイリングなど


繋ぐ箇所については特段決まりはありません。
私はフリーになってるコネクターの傍にあるBDCと呼ばれるユニットから電源を引き出しました。

ここはアンビエントライト線の始点となる箇所です。

赤で囲っているのがフリーの黒いコネクターです。
日本仕様の配線図ではありませんがこの辺りは同じようです。

コネクターは使用せず配線のみ引き出してBDCからの配線に繋ぎます。


ユニット(BDC)を触る前の下準備として
・作業の際はバッテリーのマイナス端子を外してしばらく放置しておく
・コネクターの接続は確実に行う


BDCと呼ばれるユニットは人間で例えると脳にあたる重要なパーツになります。
接続方法や操作方法を誤ると最悪エンジン始動すら出来なくなりますし交換費用も高額になります。

作業中の事故、故障等は責任は負えませんので自己責任にて作業を行われて下さい。
不安な場合は初めから詳しいショップ等に依頼する事をお勧め致します。


下準備が終わったらBDCに接続されてあるコネクターを一旦外します。

右ハンドルであれば上側の1番手前

BDCのA258*9Bと呼ばれる青色のコネクターです。

この水色のコネクターをさらに分解すると黒と灰色のコネクターに分離します。
灰色の方が今回対象となる線(ピン)が刺さっています。


49ピン 緑(黄緑)
50ピン オレンジ
51ピン 青


上記に繋がるハーネスへパネル用の線をそれぞれ繋ぎます。
配線の太さや色は全て同じですので該当する線と繋げれば大丈夫です。

繋いだらBDCに接続しカバーパネル類を元の通りに組み上げます。

※画像はエレクトロタップで繋げてますが点灯確認後にはんだにて確実に繋げました。

交換作業完了

取付作業(配線処理含む)全ての作業が終わりました。

ポン付で装着できると思っていたので
配線を調べるのに時間を費やしてしまいましたが
配線処理後はしっかり点灯するようになりました。

もちろんアンビエントライトに連動してしっかり点灯します。
ちなみに12色全て正常に点灯する事を確認。
不具合なども御座いません。


最後に

MINI YOURS インテリア・スタイル・ピアノブラック・イルミネーテッドの後付装着を行いました。

必要なパーツかと言われると間違いなく「不要」ではありますが…
幻想的に発光するこのオプション装備品はいかにもMINIらしく同時にお洒落なパーツの1つです。

このユニオンジャックの柄を装着できるのもLCIまでの車両のみですし少しでも気になっている方は取り付けられるときっと満足できると思います。

ただ、取付に関してはポン付ではなく車両の配線図などと照らし合わせた上で配線処理が必要です。

とは言ってもコーディングなどは必要ありませんので作業手順を順守すればDIYでも可能な部類かと思います。

以上参考にして頂けると幸いです。