BMW アルミ チャージパイプ交換 純正 → FTP製 F87 M2 LCI

BMWのターボモデルに多いチャージパイプの損傷!

今回入庫したBMW F87 M2 LCIもこのパイプ損傷による不具合でした。

修理の様子をレポートしていきます。

チャージパイプとは…

まずチャージパイプとは…
エンジン内部へ送られる空気の通路の1部でインタークーラーとインテークマニホールド(スロットルボディ)を繋ぐパイプ。

BMWは多くのモデルで樹脂製の物が純正で採用されています。

樹脂製を使うのは軽くて自由度が効く設計が出来るのと1番はコストが安くで済むのでしょう。
一方で経年劣化やチューニングによる負荷増大で損傷するケースが非常に多い傾向にあります。

このトラブルはE90 3シリーズの335i(N54エンジン搭載車)の頃から多く報告されているのでBMWの6気筒ターボエンジン搭載車であれば年数、走行距離関係なく割れると考えていた方が良いかもしれません。

パイプが割れたらどうなるの?

空気の通路に穴が空いてしまうのと同様の状況になりますのでパイプに接続されているセンサーが異常を検知

・エンジンチェックランプ
・ドライブトレーン警告
上記の警告灯の他に多数の故障がチェックコントロールメッセージに表示されます。


エマージェンシーモードになりますので
アクセルを踏んでも正常時より走らなくなります。

※元々300馬力オーバーのエンジンの為ちょっとした移動程度であれば走行可能

診断機に繋げるとエアマスセンサーとスロットルバタフライの故障メモリーが載っていました。

場合によってはロードサービスを手配する必要あり

初期症状が出ているとアイドリング回転にばらつきが出る事もありますがDMEで補正が入る為把握するのは非常に難しいです。

目視点検でもクラックを見つけるのは正直困難。

という事でユーザーさんの殆どは
郊外や高速走行中での加速時(高負荷時)に
突然エンジンルームから「ボフッ」と変な音がして失速&チェックランプ点灯で気付くケースが多いです。

自宅の近所であれば自走で乗って帰ってくる事も出来るかもしれませんが…
出先でのトラブル事例が多く殆どがロードサービスを利用してお車を持ち込まれます。

FTP製のアルミパイプへ

チャージパイプの純正品は約5万円!!
当該車両は延長保証が残っている車両でしたのでディーラーに入庫すれば恐らく保証で純正新品に交換出来たでしょう。

純正品も改良されていてスロットルボディとの接続部にリブが入って強化されているので元々のパーツより丈夫になってるはずです。

ただ、また年数が経てば劣化で割れる可能性も0ではなく
ユーザーさんとしては不安を払拭したいのでアルミ製を入れたいとの事。

そこでFTP製のアルミ製チャージパイプを手配♪
今回ターボパイプとセットの物を注文しました。

ちなみに
日本国内の輸入代理店
橋本コーポレーションさんで取り扱っています。

ご自身で交換されるようでしたら



BMW 1 2 3 4 シリーズ
N55エンジン用
1シリーズ M135i
2シリーズ M235i
3シリーズ 335i AH3
4シリーズ 435i

こちらを購入するのが最安ですが…
いずれも輸入品ですので国内に在庫がない場合は納期が掛かります。
予めご了承下さい。

※M2 C M3 M4に採用されてあるS55エンジン
M140 M240 M340等に搭載されてあるB58エンジン
その他N20エンジン用やB48エンジン用など6気筒以外に4気筒モデルにもラインナップが御座います。

交換作業

FTP製のアルミ製チャージ&ターボパイプの部品構成はご覧の通り

アルミ製のパイプとシリコンホース、パイプジョイントとショートパーツがセットになっています。

作業はリフト不要でDIYでも出来るレベル!
※N55エンジンでもアクティブハイブリッド3に関してはハーネス類が多く作業しずらい為状況に応じて専門ショップ等で施工される事をお勧めします。

はじめに

元々の車両から元々装着されてあったパイプ類を摘出

固定箇所についている金具はご覧のように引っ掛かってる部分を外してあげると簡単に取り外せます。

損傷した破片までこの時に全て摘出出来ているか確認しましょう。

今回スロットルバタフライの故障メモリーの消去を試みるも消えませんでした。

これは

スロットルバタフライ内部にチャージパイプのOリングが挟まっていてエラーが出ていました。

幸い弁に挟まっていましたが損傷した破片が小さいとインテークマニホールド内に流れ込んでいる恐れがありますので特に注意が必要です。

交換作業自体は入れ替えるだけで
特に難しいと感じる箇所はありません。

バンド類は工具で締めやすい位置で固定


最初からきつく締めるのではなく仮固定して最後の本締めするのがポイントです。

余談ですがもしインタークーラーを交換する予定があればインタークーラーを脱着するので同時施工がお勧めです。

作業は全て説明書通りですが

センサーを装着する際に
付属のボルトだけだと

隙間が気になったので

私はワッシャーを追加で挟みました。

交換後

無事に交換が終わりました。

診断機に繋いで故障メモリーの消去を行い試運転を実施!
異常なければ作業完了です。

レスポンスアップなどの効果もあるようですが…
入庫時にまともに走れる状態ではなかったので元の状態と比較が出来ず変化はイマイチわかりませんでした。

とは言えインテークパイプ割れのリスクは殆どなくなります。
交換歴がない車両であれば転ばぬ先の杖という事で予防交換する事をお勧め致します。