BMW MINI タイヤ交換、空気圧調整後は必ず警報システムのリセットをしましょう

2021年12月25日

ディーラーでタイヤ交換や空気圧調整等の作業をした際は納車前にリセットをしてからお返しするのが基本ですが…
他の整備工場やカー用品店、ご自身で作業をされた後にリセットをしておらず空気圧警告灯が点灯してしまったといった案件を何度も聞いた事がありました。

覚えてしまえば誰でも簡単にリセット作業が出来るのでその操作方法を紹介したいと思います。

タイヤ空気圧警報システムとは

ABSセンサー

各車輪に装着されているABSセンサー(パルスセンサー)によってタイヤの回転差を検知しています。
タイヤがパンクすると回転差が生じる為
このセンサーがある一定以上の差を検知するとタイヤの空気圧が低下していると判断し警告灯を点灯するようになっています。
以前は輸入車や高級車に装着されていましたが現在は軽自動車から輸入車まで幅広い車両に装着されています。

BMW MINIで点灯するとどうなるの?

警告音と同時に中央部のにディスプレイ警告灯が表示

メーターパネル、装着されていればヘッドアップディスプレイにも警告灯が表示されます。

写真はMINI(F56 LCI)での表示ですがBMW(F系以降のモデル)、MIMI(F系以降のモデル)であれば同様の警告灯が点灯します。

リセット方法

シフトポジションはN(ニュートラル)もしくはP(パーキング)
※走行中は出来ません。

① メインメニューの「車両情報/設定」

② 車両情報/設定メニューから「車両ステータス」

③ 車両ステータスで1番上の項目にある「タイヤ空気圧警告」

④ タイヤ空気圧警告の画面からタイヤ設定

⑤ タイヤ空気圧 リセット実行

リセットを実行すると

メーターパネルに「RPAリセット実行中」の画面が表示されるのでこれが消えるとOK!
同様に上手くリセットされると④画面でオレンジ色になっていたタイヤの色が緑に変化します。

番外編として

タイヤ空気圧低下の警告灯が点灯した際に下にスクロールすると⑤の「リセット実行」の項目がありますのでそちらを押して頂ければすぐリセットが可能です。

最後に

今回は空気圧警報システムのリセット方法をご紹介しました。

画像は現行型のミニで行った物になりますのでミニはもちろんBMWもF系以降のモデル、ロールスロイスも同様の表示です。
該当する車両にお乗りの方は参考にして頂けると幸いです。

但し、リセット実行後に再び同様の警告灯が点灯する場合や
特定の車輪のみの警告灯が点灯する場合は車両のシステムに問題があるか本当にパンクしている事があります。
おかしいなと思ったら早い段階で点検をするか整備工場、ディーラー等に相談されることをお勧め致します。