ミラー型ドライブレコーダーを1年使ってみた感想

2022年1月30日

事故解決に有効的とされるドライブレコーダー!
昨今ではあおり運転など社会問題の影響で装着をされる方が増えており急速に普及が進みました。
現在、フロントガラスに設置する一般的な物からミラー型のタイプまで様々な種類、メーカーの物が販売されています。

今回はルームミラーに装着するルームミラー型ドライブレコーダーを1年間装着して良いと思った事、逆にイマイチかな?と思った事を紹介していきます。
特に購入される際に注意して頂きたい箇所を重点的に紹介しますので参考にして頂けると幸いです。

装着したドライブレコーダー

昨年8月にAmazonにて購入した中華製のドライブレコーダーです。
金額はクーポンを使って12000円程でした。
現在は販売されてないようですが12インチ 1080P 前後カメラ付きの一般的な物です。
現在はもっと性能が良いものが販売されています。



取付は軽トラックに

今回取り付けた車両は軽トラ(スズキ キャリー)!
ドライブレコーダー本体は元々装着してあるルームミラーにバンドで固定するだけの簡単設置!
しかし、リアカメラについてはワゴンタイプやミニバンクラスだと長さが足りません。
軽トラにも付属のハーネスが短かった為長いコードを別途購入し取り付けました。

販売するお店によっては長いケーブルを同梱してくれる所もあるみたいですので事前にケーブル長さを確認しておく必要があります。
バックカメラはナンバー灯の横に装着。

映像は結構綺麗

解像度などは国産メーカーの物には及びませんがそれでも必要十分な性能。
個人的な感想ではありますが思ってたより綺麗で明るさ補正もしっかり機能しますし日中はナンバー、信号読み取り状態も良好!

夜間については流石に街灯やヘッドライトが映ると白飛びが目立ちます。
リアカメラについては停止中でないとナンバープレートの識別は正直厳しいですが全く見えない訳ではありません。

ドライブレコーダーを選ぶ条件として補正具合や撮影範囲、解像度を重点的に意識されるかもしれませんが映り方にも人それぞれ好みがあります。

今回紹介している比較的安価な製品でも視認性はそれなりに良好です。
設定画面でもコントラストなど変更が可能ですので「解像度が1番良いもの」と絞るのではなく商品レビューやその他の機能も含めて検討された方がいいかもしれません。

カメラの取付位置は重要

安いミラー型ドライブレコーダーに共通するのがカメラの位置が左に付いてある点

海外製品だけあって左ハンドル車であれば特に気にする事は少ないですが…
右ハンドル車だと車両によってはワイパーの作動範囲外の箇所が広範囲で映ってしまいます。

赤の斜線がひいてある部分は雨の日に視界が悪く綺麗に映りません

晴れの日や曇りの日は気にしなくてもいいものの
雨天時にワイパーがはけない範囲が広くなるとせっかくドライブレコーダーを取り付けていても視界不良が原因で綺麗に映りません。

上記の状態を避ける為に運転席側(右側)にカメラがあるドライブレコーダーを購入されることをお勧めします。

合わせて1台の車を複数の方が使用する環境でしたら
ルームミラーのポジションを変更する際に内蔵カメラの向きも大きく変わりますのでカメラはガラスに直接固定する別体の物を選択した方がいいです!



サンバイザーと干渉します

ワイドミラーやレーダー内蔵のルームミラーを装着際にも同じようにサンバイザーを使用すると干渉してしまいます。

バイザーの使用頻度が多い場合は一回り小さい10インチの製品や一般的なガラスに固定するドライブレコーダーを検討されて下さい。

ラジオを聴きながら併用するとノイズが入ります

一応、購入時に商品説明欄にノイズ対策と記載がありましたしケーブルにもフェライトコアが装着されていたので大丈夫と思い購入しましたが実際使用するとノイズが入ります。

購入元に相談した所ラジオアンテナと製品の間隔を1m以上あけてくださいとの回答でした。
がルームミラーの取付箇所とラジオアンテナの間隔が1mなく変更が構造上困難なことから諦めました。
国産品やメーカー品であればこの辺りはしっかり対策されていると思いますが安い中華製だとこの辺りの造りが甘いです。

付属のmicroSDカードはあくまでもおまけ

購入時に32GBのmicroSDが同梱していていたので暫く使用していましたが3か月ぐらいで壊れました。
SDカードが破損すると本体でフォーマットが出来ない+警告が点灯します。

こちらも購入元に相談しましたが補償してくれなかったので今は別のSDカードを購入して使用しています。

バックカメラのガイドラインはあてになりません

リアカメラ装着時にバックカメラ信号が入るように配線を処理するとシフトポジションR(リバース)でバックカメラ画面+ガイドラインが表示されます。

バックカメラ時の映像は元々映らせていた後方画面より下向きで表示がされます。
角度も4段階で変更が可能ですのでお好みの角度に調整が可能です。
しかし、実際の距離とカメラに映る距離が大きく異なる為感覚が掴めません。
返って大事な愛車を壁にぶつけてしまう恐れもあります。

これは軽トラですとリアカメラの取付位置が非常に低いのが1番の原因だと…
普通車の取付位置やリアガラスに設置が可能なら多少は改善するのではないかと思います。
リアカメラの機能を併用したいと検討されている場合は機能を割り切ってドラレコならドラレコ、バックカメラならバックカメラとしてそれぞれ使われた方がいいです。

まとめ

ミラー型ドライブレコーダー導入する際の注意点を簡単にですが紹介させて頂きました。

私がミラー型を購入したのはドライブレコーダーとしての機能より
取付を行った軽トラには幌が付いている影響で後方視界が全く見えない為視界確保の名目で購入し装着しました。

物が沢山載っている貨物車や人を多く乗せる機会が多い方は車両付属のルームミラーですと後方視界が悪くなってしまいます。
本製品を導入する事で視界はクリアになりますし合わせてドライブレコーダーの機能も付いてくると考えたら非常に良い製品だと思います。

メーカー品ですと結構高額ですので比較的安価な物を試しに装着されて様子を見てから決めるのもいいかもしれません。

但し、それなりに気になる点もあります。
ドライブレコーダーとしての機能を追求するのであれば単体での製品が良いですしリアカメラの機能を優先するならバックカメラをモニターもしくはナビ画面に映した方が違和感なく綺麗に表示されます。

以前より種類も豊富にありますので上記を踏まえた上でお好きなタイプを検討されてみてはどうでしょうか?