新型 シビックタイプRに試乗してきた!

2022年10月14日

2022年9月に発売された新型シビックタイプR。
ユーロRなど特殊なモデルを除けば6代目に当たり「FL5」と呼ばれているそうです。

今回、契約の申し込みをした知人が近くの拠点に試乗車があるから乗せて貰うという事で一緒に同乗、試乗させて貰いました。

普段BMW MINI JCW(F56)に乗っておりそれ以前も輸入車に乗り続けてきましたので国産モデルの新型車に乗るのは久しぶりの体験です。

外観

全長4595mm、全幅1890mm、全高1405mmで先代モデルと比較すると全長で35mm、全幅15mmサイズアップ、全高は30mmダウン。
ワイドなフォルムが一層強調されています。

先代モデルの「FK8」ではオーバーフェンダーが付いたようなボディ形状でしたが「FL5」ではブリスターフェンダー形状でより自然なデザインに

ウイングも大人しめの物に変更されていますが通常モデルに比べると大型で機能を重視したデザインになっていました。

「ガンダム」のようなゴツゴツしたデザインを好むなら物足りないですが全体的に上手くまとまっていて個人的にはよかったです。

内装

赤い専用のバケットシートが印象的でした。
サイドのサポートが少し高いので乗り降り時は少ししづらいですが乗ってしまえば快適です。

シートベルトの色も同じく赤色なのも高ポイント!
シフト周りやシフトライト、ステアリング以外については基本的にベースグレードと殆ど変わらないようです。

乗車定員は4名となっています。
リアシートの写真を撮り忘れてしまいましたが素材はスウェード調でカラーは黒色です。

決して広いとは言えませんが十分なスペースがあり身長が170cm程度の人であれば非常に快適な空間です。

トランクルームの広さはベースグレードと変更はないので省略。

1点だけウィングが装着されている影響で高さが低い保管場所や駐車場ですと天井に接触する恐れがあります。

開閉時にそこだけは注意が必要かと思いました。

パワートレイン

ホンダが誇る2リットル直4ターボエンジンのK20C型と6速MTの組み合わせ。

駆動方式 FF
燃料 ハイオク

最高出力 330PS/最大トルク 42.8kgf・m

数値で表すと先代モデルから10馬力、2kgf・mの出力&トルクアップ

他にもフライホイールが18%軽量化され、レスポンスアップが図られています。
また、インタークーラーやギア比など随所に改良が施されているようです。

タイヤは前後ともに265/30ZR19
ミシュランのPS4Sが装着されていました。

後から調べた所ミシュランと共同開発したとTYPE R専用設計品らしいです。

走行編

運転者目線から
FF車なら世界トップクラスの動力性能を有していますので走る、曲がる、止まるに関して不満はありません。

むしろ街乗りでは十分過ぎます。

低回転でもトルクがあるのでエンストは余程の事がない限り心配不要ですし
エンジン回転数を自動で合わせてくれるレブマッチシステムにより運転が上手くなったような気分にさせてくれます。

シフトフィールも非常にショートストロークで気持ちよくシフトチェンジが可能。

クラッチの踏力も軽く様々な負担軽減装置が装備しているのでMT車で懸念される渋滞待ちでも特段気にする必要はないのかなと思いました。

試乗車が慣らしが終わってないのと公道での試乗の為限界に近い走行状態の様子などはわかりませんでした。

装備されているTYPE R専用データロガー「Honda LogR」はクルマ好きにはたまらない装備です。

同乗者目線ですと
ドイツ車までとはいかないもののガッチリ感があって剛性感は確実に向上してると思います。
その影響もあってか重量は1400kgオーバー

乗り心地についてははっきり言って「悪い」です。
ただ、不快になる乗り心地ではありません。

扁平タイヤと足回りのセッティング、車のキャラクターを考えるとこのような乗り味になるので仕方ないと思いますが…

乗り心地さえクリア出来れば
扉も4枚ありますし日常生活を送る上でトランクの広さも十分あります。

ブレーキ関係やタイヤなどの専用品の消耗品交換コストを除けば排気量は2リッターですしファミリーカーとして十分戦えるポテンシャルを秘めています。

納期が最大の難点

価格は499万円
乗り出しだと何も付けないで約550万円~

決して安くはないですが…

同クラスのライバル車と比較したり最後のガソリンモデルMT車と考えると頑張れば手が届く部類にあります。

ただ、昨今は半導体不足などで新車の生産に大きな影響を及ぼしています。

担当者にお聞きした所
おおよその案内にはなりますが最短で2年ほどお待ち頂くと仰られていました。

現在注文しても2年間は待たなければなりません。
今回一緒に試乗に行った知人は他に足車がありますので待つ分には問題ないそうですが保管場所の都合などで1台しかない家庭だとう~んと言った感じでしょうか?

私も2年間待てるかと言われるとその間に気持ちが冷めている気がします。

最後に

タイプRやホンダファンにとっては待望の新型車で注目度も高い車両です。

ホンダカーズ(ディーラー)全拠点に試乗車は割り当てられていないようですが…
当方が住んでいる地域のホンダカーズでは各エリアによって1台ずつ試乗車が準備されていて定期的に各店舗を回って貸し出しが行われているそうです。

タイミングなど状況にもよりますが試乗が出来る場合がありますので実際に現車を確認したい方や試乗を行いたい方は最寄りのホンダカーズにお問い合わせ下さい。