軽自動車の車検を自分で受けてみよう 整備作業編 その2 ゼスト Fブレーキパッド、ディスク交換、プラグ交換、ワイパー交換
前回のブログ「軽自動車の車検を自分で受けてみよう 整備作業編 その1 ゼスト ロアアームボールジョイントブーツ交換、ファンベルト交換」に続きまして今回も整備作業編 その2を送りします。
はじめに
整備作業編では分解整備に該当する作業内容が御座います。
クルマの維持、管理は使用者が行う事になっておりますが
作業を実施するにはスキルや道具、場所、時間等が必要になります。
作業方法や手順を誤るとパーツを破損させる恐れがあるのはもちろん最悪事故に直結します。
少しでも難しそうと感じた場合は無理せず認証工場、指定工場へ依頼される事をお勧めします。
フロントブレーキパッド、ディスク交換
摩耗していたフロントブレーキパッドとディスクを交換します。
作業に取り掛かる前にスポイトや画像のようなものを用いて
リザーバータンクにあるブレーキオイルを抜いておきましょう。
ブレーキのピストンを戻した際に最悪の場合ブレーキオイルがあふれ出して車両に付着してしまいます。
すぐに水で洗い流せば大丈夫ですが付着した状態で放置すると塗装を痛めてしまいます。
用意したブレーキパッドは
参考純正品番 45022-SFC-000
HAMP H4502-SFC-000
※ターボ車用
ブレーキディスクは
前置きが長くなりましたが早速作業に移ります。
パッド交換のみであればキャリパーボルト1本緩めるだけで脱着可能ですが…
ブレーキディスクまで交換する場合はブラケットも脱着が必要になります。
そしてディスクをハブから外す際はプラスのボルトを2本緩める必要があります。
但しこれが曲者で手の力だけでは簡単には緩みません。
通常のドライバーを使用して無理と感じたらボルトの頭をなめる前に一旦作業をやめた方が確実です。
そして回らない場合はショックドライバーを使って回しましょう。
名前の通り衝撃を与えてボルトを回します。
硬いボルトなどを緩める際に有効な工具です。
ボルトが緩んだら取り付けられていたディスクを取り外して新しいものに交換します。
またキャリパーのピストンを戻す際は
ディスクブレーキセパレーターを使用すると簡単にピストンを縮める事が出来ます。
新品のパッドを組みつける際には
パッドグリースをバックプレートに塗布してあげます。
※摩材に付着すると制動力が落ちますので摩材には付けないようにして下さい。
元通りに組み付ければ作業完了です。
ブレーキフルード交換
パッド交換後にブレーキオイル交換をします。
使用オイルはBMW純正のDOT4規格のブレーキフルードです。
DOT3、DOT4規格の物であればメーカー問わず使用できます。
ブレーキフルード交換の際には最低でも
ブリーダーボトル、ブリーダープラグを緩めるメガネが必要なのと圧送機やエアツールが使用できない環境の場合2人以上の人員が必要です。
こちらの交換手順は後ほど詳しく記載したいと思います。
慣れれば簡単ですが手順を誤るとブレーキ配管内にエアが混入しブレーキが効かなくなりますので注意して下さい。
スパークプラグ交換
過去にスパークプラグの交換歴がなかった為プラグの交換を実施しました。
用意したプラグは
NGK BKR6EIX-PS
数量:6本
ゼストスパーク(JE1)のエンジンは3気筒ですが1気筒あたり2本のスパークプラグを使用する構造のエンジンです。
この頃のホンダの軽自動車は他のモデルも同様なエンジンを採用していました。。
NA車であればすぐにイグニッションコイルが見えますので抜いてあげるとプラグを交換する事が出来ます。
ターボ車は上部にインタークーラーが装着してありますのでインタークーラーの脱着が必要です。
なお、プラグを脱着する際は
ソケットにマグネットが付いてあるプラグソケットが必要になります。
元々装着されていたプラグも長寿命プラグでしたが10万km未交換の車両から取り外すと電極が摩耗しておりました。
安定した火花を飛ばす為にも定期的な交換が必要なようです。
ワイパーブレード交換
ワイパーブレードもはけが悪い為車検の際に交換しました。
コストコで購入したミシュランのワイパーです。
銘柄と種類は異なりますが添付している物が使用可能です。
サイズは
運転席側 525mm
助手席側 375mm
最後に
今回は
・フロントブレーキパッド、ディスク
・ブレーキフルード
・スパークプラグ
・フロントワイパーブレード
以上のパーツ並びに交換手順を紹介しました。
今回で車検を通すまでに必要な整備作業が終了しました。
次回は実際にユーザー車検で継続検査を通す内容を記載したいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません