ガレージの床を染めQさんの「密着!!コンクリには」で塗装してみた。

2022年1月25日

ガレージと言っても色々種類がありますので一概には言えませんが…
今回は床がコンクリートで土間打ち施工をしてある我が家のガレージを例に紹介したいと思います。


手間と完璧な仕上がりを求める場合は業者依頼が間違いありません。
ただ、DIYでも個人的には十分な仕上がりになりましたので今後作業を考えている方がいらっしゃいましたら参考にして頂ければ幸いです。

はじめに

何故塗装をするのか?
そのままの状態でも当然使用は可能です。

しかしながら、ガレージに車両を停めているとタイヤ痕が付いてしまいます。
ガレージ内で作業をすると床が汚れてしまいますしオイルやガソリンが付着する恐れも御座います。
床に油分が染み付くと滑りやすくなりますし
年数が経つと汚れがどんどん目立ってしまいます。

合わせてコンクリートも劣化していきますのでひび割れや亀裂の原因にもなります。
見た目はもちろん寿命を延ばす為にも塗装は施工した方が良いです。

選んだ塗料

床を塗装するといっても色々な種類の塗料が売っています。

1番コストを抑えて施工可能な方法はホームセンターで売ってあるようなコンクリート用(水性 アクリル)塗料で施工する方法。
ただ、ガレージは車両を出し入れする為密着が悪いとすぐに剥げたり塗料が落ちてしまいます。

今回DIYで施工をする上で寿命と施工性、コストを考えた結果
タイトルにある染めQさんの「密着!!コンクリには」と言う塗料を購入しました。

簡単な紹介をすると
こちらは2液性のエポキシ塗料で下塗り不要
簡単な下処理でそのまま直塗り施工が可能!
カラーもライトグレーを選択しましたがそれ以外に10種類の中からお好きな色を選べます。
塗布可能面積は35~45㎡


同様の塗料で「エポキシシールド」と呼ばれる製品がありそちらも候補に入れていましたが塗布可能面積が凸凹のない平面で23㎡と上記の製品の半分程度の面積しか塗れません。
私はガレージ以外にも倉庫の床も同様広い面積の塗装を行う予定でしたので施工範囲が広い製品を購入しました。

恐らく2台分の車庫の面積程度であればこちらでも施工が可能かと思いますが広い面積を塗る(厚く塗る)なら足りないと思います。

塗装する前の下準備

塗装に移る前にまずはお片付けと清掃から
荷物の移動や清掃に結構な労力を使いますので可能であればガレージを建ててすぐもしくは入居(道具を搬入)する前にされた方がいいです。

但し、土間コンを打設して間もない場合や床を水洗いした場合は水分が残らないように乾燥をされてからの施工をお勧めします。

コンクリートにひび割れ等があって修理をしたい場合は同様に施工する前に処理をしましょう。

塗ってはいけない箇所があれば事前にマスキングテープ、マスカーテープで養生も必要です。

塗装作業

下準備が済んだら塗装作業に写ります。

塗料だけあっても塗れませんので

バケットセットが必要です。

ローラーやトレイは100均一等でも売っていますが施工範囲が広いとトレイだけでは足りませんのでバケットセットの購入をお勧めします。

それから一番大事なことは塗料が服や靴についたら落ちません。
必ず汚れてもいい恰好で作業をされて下さい。

主剤と硬化剤は開封してそれぞれをよく混ぜます。
トレイ内で混合してからも暫くの間かき混ぜ続けます。

塗料を混ぜ終わったら早速一通り塗ってみました。
フチは刷毛塗り、広い面はローラーでの作業がやり易いです。

注意点としては
主剤と硬化剤がそれぞれ5kgずつ(計10kg)で同量をしっかり混ぜて塗る訳ですが
一度に作り過ぎると余った塗料が硬化して使えなくなります。

説明書には「常温で1時間(夏場30分、冬場2時間)で使い切れる量を混合して下さい。」と記載があります。


バケットに入るギリギリの量の主剤2kg、硬化剤2kg(計4kg)を混合して冬に1人で作業しましたが1時間過ぎると塗料が徐々に固くなってきました。

ギリギリ全部塗る事が可能でしたが作り過ぎると大変です。
夏場は硬化時間が早いので少しずつ混合しての施工がベターかと


腰痛持ちの方や中腰での作業が苦手の方はローラーに

このようなつぎ柄を装着して塗ると負担を軽減できます。


塗装後

無事に塗り終わりました。

下の倉庫の方を厚塗りし過ぎたせいでメインのガレージの方は薄くしか塗れずムラが出てしまいました。
逆に厚塗りした倉庫の方は非常に綺麗になりました。
いざ塗ってみるとコンクリートが塗料を吸ってしまうので厚く塗ると塗料が足りなくなりますww

また、乾燥後に分かったのは雨の日に床がツルツルして滑ってしまうこと。
これは後ほど対策をしました。

余談ですが

洗浄作業中にバケツのトレイ内に硬化した塗料があったので剥がしてみた写真です。
結構な皮膜なのと合わせてエポキシ樹脂ですので弾力もあり密着具合もいい感じでした。

追加作業

・施工範囲が広く1度の塗装で塗料が足りなかった。
・厚塗りをして綺麗に仕上げたい
・滑り止めの加工をしたい

という事で同じ塗料を追加で購入し時間を空けて上塗りしました。

滑り止めについては塗料を混ぜる際に

ラストオリウム エポキシシールドアンチスキッドを一緒に混ぜました。


これはアルミ(金属)の粉末です。
珪砂があればそれを混ぜても同様の効果があります。

写真だと見えにくいですがショッピングモール駐車場(立体駐車場)の床のように

表面がザラザラしたような触り心地になり滑り止め効果を発揮します。

2度塗りするとムラもなくなり綺麗な床になりました。

まとめ

素人でも手順通り施工を行うと満足のいく仕上がりになりました。
更に二度塗りもしくは厚塗りをする事により仕上がりや皮膜の状態を向上させる事が可能。

床についた汚れはすぐ落ちるので清掃も簡単♪
擦ったり工具を落としたりしても全く剥がれたりしません。

塗装をされずに土間打ちのまま使用されている方がいらっしゃいましたら早い段階で塗装をお勧めします。