北海道 タウシュベツ川橋梁へのアクセス方法 ※個人でカギを借りる場合 2022年4月~

先日、北海道旅行に行った際
実際に林道ゲートのカギを借りてタウシュベツ川橋梁に行きました。
「幻の橋」として有名な観光スポットですが…
実際の傍までアクセスして見学するには林道ゲート通行鍵を借りないと橋梁へ続く林道は許可を得た車両以外は通行禁止となっています。
今回は実際に鍵を借りる手順から現地までのアクセスまでの一連の流れを紹介したいと思います。
目次
タウシュベツ川橋梁の見学方法
1.タウシュベツ川橋梁林道ゲート通行鍵を借りて個人で見学
事前に林道ゲート通行鍵の申込を行って当日鍵を借り橋の傍までマイカーもしくはレンタカーで行く方法です。
恐らく個人見学を希望する方が1番多いと思いますが事前に予約申し込みが必要です。
但し、早期予約しないと連日見学者が多い為ハードルが高め
手順については下記に詳しく記載していますので実際に見学を検討されている方は参考にされて下さい。
2.地元の有料ツアーを利用

ぬかびら源泉郷にあるNPO法人 ひがし大雪自然ガイドセンターのツアーを利用する方法です。
地元の方のガイド付きで歴史と自然の解説を聞きながら見学が出来るかと思います。
1の方法で林道ゲート通行鍵を予約出来なかった場合はこのツアーに参加しなければ橋の傍まで行く事は事実上困難です。
また、林道の道が狭く路面も砂利の為車高が低い車や傷を気にされる方はこちらの方法を使われる事をお勧めします。
※参加料金 大人1人 4500円 要予約
3.タウシュベツ展望台から眺める
国道沿いにある展望台から眺める方法です。
予約は不要で気軽に行く事が出来ます。!
駐車場はありませんが路肩に停められるスペース有。
ただ、橋から離れている為肉眼だと小さくしか見えません。
写真で撮影する場合はズームが可能な撮影機器や望遠レンズが必要です。
「とりあえず遠くからでも橋を見れればいいや」と言った方にはお勧め。
鍵の貸し出し方法が変わっています
以前は「十勝西部森林管理署ひがし大雪支所」にて鍵の貸し出しを行っていたようですが2022年4月から「道の駅 かみしほろ」へ変更されています。
詳しくは上士幌町観光協会ホームページのこちらをご覧下さい。
同時に貸し出し鍵の数も以前と比較すると少なくなっているようです。
手続き方法
1.事前予約を行う

「タウシュベツ川橋梁 林道ゲート通行鍵 予約WEBサイト」にアクセス!

ご利用希望日を選択
カレンダーの記載が〇又は△の表示の日のみ選択が可能!
×は鍵の在庫がない為予約不可

希望日を選択すると予約フォームに移りますので必要事項を記載した後送信!
すると

フォームに記載したメールアドレスに
「申込受付メール」が届き後ほど「予約完了」の
計2通のメールが届くようになっています。
これらが無事に済んでようやく予約完了です。
各日10組限定
各日10組限定と言いう事で
鍵の数には限りがあり10個しかないようです。
予約は2ヵ月前から予約可能
※ご利用希望の前日14:00までに事前予約が必要。
「当日貸し出し」について
鍵の貸し出しに空きがあった場合に限り、9:30~11:00の間で窓口で申し込みができるそうです。
但し
・申し込みは先着順
・WEBや電話での事前予約は不可
更に担当の方に聞いた内容を追加で補足しますと
・前日までにキャンセルが出た場合は「当日貸し出し」可能
希望日前日までにキャンセルが出た場合にのみ当日貸し出しとして申し込み可能との事
・当日貸し出し専用の鍵は無し
予備の鍵はないそうです。
よって「予約状況カレンダー」で「×」の表示がある日については
当日貸し出しは原則出来ないと考えていた方が良いそうです。
・仮に当日キャンセルが出たとしても当日貸し出しは基本的に不可
予約分の鍵は確保しておく必要があるとの事でした。
受取窓口訪問時間までに予約者が来ないからと言って他の方に鍵を貸すのは難しいでしょうし受付時間も9:30~11:00の間と時間も決められています。
窓口の営業時間(9:00~)を考えるとその間でキャンセルの受付及び貸出判断を行うのは確かに難しいかと思います。
希望日が埋まっていて予約が出来ない場合
こちらの内容も担当の方からお聞きしました。
キャンセルが出た場合は「予約状況カレンダー」の表示が×から△に変わります。
この「予約状況カレンダー」は随時更新してるそうですので定期的にチェックをしていれば表示が変わって予約が出来るようになるかもしれません。
ダメ元でも定期的にチェックしてみるのは十分ありかと思います。
筆者も実際に直近でカレンダーの表示が×だった日が△に変更されているのを何度か見ました。
当然キャンセルが出て予約が出来るようになるかは保障できませんしタイミングもありますので何とも言えませんが…
もし、希望日に予約が出来ればラッキーですね!
2.当日窓口で受付を行う

予約した日時に
「道の駅 かみしほろ」に行きます。
正面玄関を入って奥に進むと

受付がありますので窓口の方に
「タウシュベツ川橋梁の見学」の旨を伝えて下さい。
すると予約フォームでの予約受付確認と

見学に伴って注意事項の説明や
誓約書を確認、署名
同時に協力金 1人 1000円を支払います。
筆者が受付を行った際は
窓口の方が細かく丁寧に教えて下さいました。
レンタカーの場合
車両番号の確認をされますのでレンタカーのナンバーがわかる写真もしくは車検証などの資料を合わせてご用意下さい。
受付が終わると

通行証と通行鍵を貰って現地に向かいます。
現地までのアクセス方法

受付の際に画像の資料を貰えます。
「道の駅 かみしほろ」から「タウシュベツ川橋梁」まではほぼ1本道で道なりに進めば大丈夫です。
入口の丸山橋は2022年7月現在工事中で日中は交互通行だった為林道の入り口は分かり易かったです。

国道から林道に入り暫く進むとゲートがあります。

チェーンに鍵が掛かってますのでお借りした通行鍵を使用します。
※ゲート内に入ったら再び施錠しましょう
ひたすら林道を進むと


恐らく駐車場だろうと思う所が見えてきます。
2か所ありますのでどちらか好きな所に停めましょう。
大型の車両は手前の広いスペースに停めた方がいいかもしれません。
ここからは徒歩になりますので車両から降りて

少し歩くと

ようやく目的地に到着です。
所要時間
片道
クルマで約50分
徒歩約10分
距離は約40km
見学する時間30分と往復の所要時間を2時間で計算すると合計で約2時間30分必要です。
鍵は16:30までに返却が必要ですので余裕を持った行動を行いましょう。
目的地の設定をするなら車両のナビにセット
山の中ですので携帯が所々圏外になります。
再ルートなど出来なくなる恐れがありますので
車両にナビが搭載されているならナビの方に目的地をセットする事をお勧めします。
歩きやすい恰好で
タウシュベツ川橋梁の周辺は足場が悪いです。
また、天気が悪いと更に悪くなります。
汚れてもいい恰好と靴は長靴などで見学した方が良いと思います。
道が悪い為運転には要注意
国道から林道に入るとずっと砂利道

車1台が通れるスペースしかありません。
すれ違うことが出来るポイントは幾つかありましたが非常に少ないです。
脱輪など事故を起こす可能性も十分にあるので注意が必要です。
また、轍が酷い為
・最低地上高が低い車両
・エアロやリップスポイラー装着車両
・オーバーハングが長い車両
といった車両は特に注意が必要です。
鍵と通行証を返却して見学終了

タウシュベツ川橋梁を見学したら終了ではありません。
借りた通行鍵と通行証を返却してようやく見学終了です。
筆者は帰り道に林道を走行中前を鹿が横切りました。
クマ出没地域の為遭遇する可能性もあります。
最後の最後まで何が起きるかわかりません。
携帯の電波が入りにくい地域の為最悪
非常時や事故発生時は連絡手段を絶たれます。
返却を終えるまでは気を引き締めましょう。

タウシュベツ川橋梁はアクセスし難い立地にありながらも実際に見学するとそれ以上に魅力がありました。
貴重な遺産を見る事が出来て良かったです。
機会があるなら雪の残っている冬か水がない頃にまた訪れてみたいと思います。
ただ、人気の観光スポットだけに
ゲート通行鍵の予約は最低でも1か月前には行わないと予約がすぐ埋まってしまいます。
同時に劣化による崩落も進んでいますので
繋がっている状態を見れるのは時間の問題かと
もし、見学を検討されていらっしゃる方が居れば出来るだけ早いうちに見学をお勧めします。
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